大好きな先輩の専用オナホにされました。

#Outline

伊坂結いさかゆいは今日も美術室から憧れの先輩、鷹辻綾斗たかつじあやとをこっそりと眺めていた。この日を境に、彼に翻弄されまくる日々が始まるとも知らずに――

ムーンライトノベルズで書いていた未完のアホエロ小説を少し手直ししたものです。私にしては珍しく現代風学園もの。恥ずかしくて抹消しようと思ったけどなんかもったいない気もしたので一応ここに残しておきます。とにかくクズ男と♡喘ぎが書きたかった当時。

1. 先輩、襲来(2022/02/15)

柔らかな午後の日差しに満たされた美術室で、伊坂結いさかゆいはいつものようにひとり窓からグラウンドを眺めていた。

……正確には、グラウンドで走り込みをしている陸上部のエース、鷹辻綾斗たかつじあやとをじっくりたっぷり、舐めるように観察していた。  

「今日もかっこいいなぁ……鷹辻先輩」  

1年生の時に迷っていた所を助けてもらって以来ずっと恋心を抱いている憧れの先輩である。

 「あの上腕二頭筋に腓腹筋……たまんないっ……うわ!そんなっ!……裾で汗を拭ったりしたらっ……素晴らしい凹凸具合の美しい腹筋が腹筋が腹筋が~~~!」 

真っ赤になって目を手で覆うも隙間からバッチリと見ている。 

「ありがとうございます!ごちそうさまです!あ〜やる気出てきたっ!」 

大好きな先輩の部活姿のみならず、ラッキー腹チラまで堪能出来た結はご機嫌な笑顔でキャンバスに向かい、作品制作の続きを始めた。

サボれる部活として有名な我が学園の美術部は見事に幽霊部員ばかりで、ゆる〜い雰囲気の顧問の先生が偶にふらっと様子を見に来る以外は真面目に部室で活動しているのは結くらいだ。

少し寂しくはあるが、静かな美術室を独り占め出来るのは作業に集中出来ていい。

息抜きしたい時は先程のように窓から鷹辻先輩をじっくりと好きなだけ眺められるし。

ここは結の安息の地であり聖域だった。 

どれだけ経っていたのだろう、カタッと教室のドアが開く音で結は我に返った。

集中しすぎると時間を忘れることがよくある。

もしかして門限を過ぎてしまっただろうか。

あのやる気のなさそうな顧問の先生が注意をしに来るほどに……。 

「すみません、今帰――」 

帰ります、と言いかけて来訪者を見た結はそのまま固まった。 

「ごめん、邪魔しちゃった?」 

見間違う筈もない。

この半年間ずっと見つめ続けてきた人だ。

憧れの先輩、鷹辻綾斗が何故かそこにいた。 

部活の後でシャワーを浴びたのであろう髪はまだしっとりと濡れていて、秀麗な貌の額に前髪が若干貼り付いている。髪と同じく色素の薄い綺麗な瞳も、心なしか潤んでいるように見えるのは気のせいだろうか? 

(なにあれすっごい艶っぽい。色気がやばいって。なんだかとっても良い匂いもするし……っていうか先輩はなんでどんどんこっちに近付いて来てるのちょっと待って待ってくれ心の準備が一体何、何を言えば――) 

結は混乱の極みにいた。

 あわあわと意味を成さない謎の音を発しながらチラと相手を見ては目を逸らすというどうしようもなく怪しい不審者状態である。 

「違ってたら恥ずかしいんだけど……」 

バグっている結を知ってか知らずか、先輩は少し照れくさそうな表情で言った。 

「俺のこといつも見てるよね?」 

鷹辻先輩が、目の前にいる。

心地の良い低音がすぐそばで響いている。

このままずっと聴いていたいと思うような素敵な声だ。先輩は声までかっこいい。

だがその音が示した事実は結を絶望の底へと叩き落とした。 

(ばばば、バレてるーーーーーー!!!?) 

2. 初めてのキス(2022/02/15)

「み、見てませんっ!」

咄嗟に嘘が口をついて出てしまった。

「……いえ見てましたけど鷹辻先輩だけじゃなくてですねっ……動く人体というもの全般に興味があり作品作りへの参考にっ……」

「ふぅん……他の奴のことも見てたんだ?」

何故か空気がピリッと緊張した。

先輩が、目を細めてこっちを見ている。

お願いだからそんなに綺麗な顔でこっちを見ないで欲しい。

「は、はひぃ?!」

肯定しようとした言葉はどアップで迫ってくる先輩の顔にびっくりしすぎて変な音になった。

思わず後ずさった先にあった机に乗ってしまった結のお尻のすぐ横に、先輩の骨ばった大きな手が置かれる。

近い。近すぎる。シャンプーなのか石鹸なのか謎の良い香りが鼻腔を直撃してきてクラクラする。自分の心臓の音がうるさい。こんなにドクドクいってたら絶対に先輩にも聞こえてしまうだろう。恥ずかしい。どうしよう。

「他の場所にいる時も、君からの視線を感じたんだけどなぁ?」

耳元で囁くように言われて体がビクッと震える。

(そっちもバレてたーーーーー!!!?)

「あぅ……あぅ」

またもや言語が喋れなくなった結に、綾斗は畳み掛けてくる。

「俺に興味あるんでしょ、伊坂結ちゃん」

画材に書かれた結の名前フルネームを目の端に捉えて呼びながら、にっこりと微笑む先輩が眩しい。キラキラエフェクトがかかりすぎている。

ぽーっとなってもはや酩酊状態の結は今度は素直にこくんと頷いた。

「よかった。俺も君に興味あるから。」

「……!!?」

この人は満面の笑顔で一体何を言っているのか。

さっきから脳の処理が全く追い付いていない役立たずの頭で必死に言葉の意味を考えていると、つと頬を長い指でなぞられ次の瞬間――

唇に柔らかくしっとりとした感触が触れた。

「!??!!?」

ちゅっ……と音がして、先輩にキスされたのだと数秒後に理解する。

「ふふ、可愛い」

玩具を見つけた時の子どものような、無邪気な笑顔で。先輩の唇は楽しそうに弧を描いている。

(ああ、これは……)

(捕まってしまった――)

3. モデル志願(2022/02/15)

「結ちゃん、絵描くんだね」

「あ……はいっ……」

制作中の作品に話題と視線が移り、少しほっとする。

「いいな、この絵。俺好き」

「あ、ありがとうございますっ!」

「この人物、ちょっと俺に似てるかも?……って自惚れ過ぎかな」

ドキドキは収まらないばかりか、どんどんと増していく。

真剣な表情で先輩に絵を見られると、丸裸の自分を見られているような気がしてきて――

(わ~!何を考えているんだ、私っ!)

わたわたと手を動かしておかしな妄想を追い払う。

そんな結を面白そうに眺めながら綾斗はふと思いついたように言った。

「もしかして、モデルとか需要ある?」

「えっ……」

「遠くから見てるより近くで見たほうがわかりやすいでしょ。

 結ちゃんさえ良ければモデルやらせてよ。」

「えっ……えぇっ……?!」

「俺じゃだめ?」

しゅんと悲しそうな表情になってじっと見つめてくる先輩、可愛い……!

そんなもの、だめな訳がない!

「ありますあります需要!ありまくります私に!描かせてください先輩をっ……!!」

勢いよく前のめりになって、さっきとは逆に自分が先輩に迫る形になってしまった。

「うん、じゃあさっそく描いてみて?」

嬉しそうに笑って先輩は少し離れた場所に立ち――

シャツを脱ぎ始めた。

「うぇっ……?えぇ?!」

「どしたの結ちゃん」

「なんっ……なんで脱いっ……脱ぐんですか!」

真っ赤になって指差しながらはっと気付いて慌てて後ろを向く。

「……?脱いだほうが体の形がわかりやすいでしょ?」

当然そうだよね、といった口調で言いながらするすると着ていたものを脱いでいく……音が聞こえる。

「そっ……そうですけど……!」

「じゃあいいじゃん。ほら、こっち向いて?どんなポーズがいいかな」

肩に大きな手を置かれてぐるりと先輩の方を向かされる。

引き締まった美しい筋肉で形作られた胸板が目の前にある。

おまけに可愛らしいピンク色をした乳首まで!惜しげもなく披露されているのだ。

「はわっ……あわわぁ……」

変な声が吐息と共に漏れる。

見たい!見たすぎるけど恥ずかしすぎる!

ジレンマでどうしようもなくなって結は俯いた。

……とその視線の先には。

この時この場所で絶対に晒されていてはいけないモノがあった。

「んなっ……なっ……!」

「なんで下まで全部脱いでるんですかぁぁぁぁぁ!!??!?!?!?」

4. 先輩のおっきなアレ(2022/02/15)

「なんでって……どうせなら全身描いてもらおうと思って。

 ヌードモデルっていうんでしょ。そういうバイトもあるって聞いたことあるよ」

綺麗な顔と体を持つ鷹辻先輩のことだ、そんなお誘いを受けたことがあるのかも知れない。

別にいやらしい意味などなく純粋にモデルをやろうとしてくれているのだろう。

ただ、何かがおかしい。

男性の体の仕組みにそんなに詳しいわけではない結だったが、先輩の下半身のモノの状態が通常時とは違うのではないか?という疑惑が頭の中によぎる。

(これって、こんなに上向いてるものなのだろうか……?)

「そんなにじっと見られたらさすがに恥ずかしいな」

頬をほんのり赤く染めながら綾斗に言われて、思わずまじまじと局部を凝視してしまっていたことに気付いた結は「うわぁーーー!」と叫びながら後ずさる。

が、やはり後ろに机があるので先輩&先輩のアレとの距離は依然近いままだ。

「結ちゃん、これに興味津々なんだ?」

壮絶な色気を振りまきながら、綾斗は悪戯っぽく笑う。

「触ってみる?」

あっと思った時にはもう手を取られて先輩の大きな手と一緒にそれを握らされていた。

「結ちゃんの手、すべすべで気持ちいい……」

言いながらうっとりとした表情でにぎにぎと、その次はゆっくり上下にと、動かしていく。

綾斗の手に包まれている結の手も当然同じ動きをさせられる。

手の中のものがどんどんと硬い感触を増していくのがわかった。

同時に綾斗の息が熱く、荒くなっていく。

「はぁっ……やば……気持ちよすぎて……すぐ出ちゃうかも」

頬を染めながら切なそうな表情で見つめられても、結はどうすればいいのかわからない。

「せんぱ……」

「結ちゃん、キスしよ」

手の動きはそのままに、唇に吸い付かれる。

ちゅ、ちゅっと何度か吸われたあと、生暖かく濡れたものが口の中に侵入してきた。

「んっ……んぅ」

れろれろくちゅくちゅと舌が絡められ、身体中が熱くなってくる。

はぁはぁと二人で息を乱しながら、手の動きはどんどん早くなっていき――

「くっ……出るッ……」

ぷっくりとした先端からぴゅぴゅっと白い液体が出てきて結の服や体を汚した。

「あ……」

男性の射精というものを初めて目にした結は放心状態だ。

「ごめん、汚しちゃったね」

頬を上気させとろりとした表情のままで綾斗が服や手についたものを拭ってくれる。

「結ちゃん……こういうことするの初めて?」

「は、はい……」

問われるまま真っ赤になった顔を伏せながら答えると――

「可愛い♡……結の初めて、全部俺が欲しいな」

鷹辻綾斗は極上の笑顔でとんでもないことを言った。

先輩は確信犯なので鍵きっちり閉めてます。

5. おっぱいをいじめられて…(2022/02/15)

「んっ…んっ……ふぁ」

先輩に抱き締められながら何度もキスをされ、その気持ちよさに何も考えられなくなってしまう。

こんな脳がとろけるようなキスは知らない。知らなかった。

「結……」

いつの間にか呼び捨てにされている名前を甘く囁きながら、綾斗の手が結の胸元へと伸びる。

……とそのままぷちぷちと器用にシャツのボタンを外していくではないか。

「先輩っ……?なにするんです、かっ……んぅ……」

拒否の意を込めて問いかける結を宥めるようにちゅうっと優しく唇を吸い――

「汚しちゃったお詫びに、結を気持ちよくさせてあげたくて」

そう言いながら綾斗は妖艶に微笑んだ。

「気持ちよく……?」

キスされてるだけでこんなに気持ちよくて溶けてなくなってしまいそうなのに、これ以上気持ちよくされてしまったら自分はどうなってしまうのだろう。

ぼーっとした結の頭が警鐘を鳴らし始める前に、綾斗の手は結のシャツを脱がせ終わり下着も難なくホックを外されてしまっていた。濡れた唇は首筋から胸元へとゆっくり移動していく。

「ぁっ……せんぱ…ぃ」

ちゅうちゅうと唇以外の場所を吸い結の肌を味わいながら、大きくごつごつとした綾斗の手は下着の下へと滑り込んでむにむにと柔らかな感触を楽しむ。

「結のおっぱい、柔らかくて気持ちいいね」

「やぁっ……」

直截な感想を述べられて、ただでさえ火照った顔が更に熱くなってしまう。

「ふふ、ほんと可愛いな」

また優しく唇に口づけられそれに夢中になっている間に下着は邪魔とばかりにあっさりと取り払われてしまった。

無防備に外気に晒され心細げに固まる結の胸の先端を、綾斗は長い指と親指とできゅっと摘まむ。

「ひゃんっ……」

「ここ、コリコリになってる」

言いながら縒るように指先を動かされ、その刺激が快感となって結を襲う。

「やぁっ……そこっ……クリクリしないでぇ……!」

綾斗の首にしがみつきながら涙目で懇願するも、悪戯な指先は動きを止めてくれない。

「ん?これ、気持ちよくない?」

「ぁっ……ひゃぅっ……やぁんっ……」

それどころか、両方の乳首を同時にクリクリと苛められて、ビクビクぷるぷると身体とおっぱいを震わせてしまう。

「かわいい……♡敏感なんだね、結は」

ニコニコと嬉しそうに笑う先輩の方が可愛い、と伝えたかったが生憎と結の心も身体も未知の快感で手一杯でそれどころではなかった。

「もっと俺のすることで気持ちよくなって?」

綾斗の整った端正な顔が胸に近付き、先端に唇がちゅうっと吸い付く。

「ひゃぁぁんっ……」

吸われたかと思えばねろりと舌で舐められ、今度はその舌先でツンツンと先っぽを弄られる。

もう片方の乳首はといえば相変わらず指先で執拗に捏ね回されている。

ちゅぱちゅぱと吸われる音も、レロレロと舐め回されている光景も、クリクリこねこねされる感触も……えっちすぎて恥ずかしすぎて、何より気持ちよすぎる……!

「ひぅ……やっ…やめっ……やぁぁ……せんぱいっ……」

余りの快感にたまらず身を捩り、ぐいぐいと綾斗の肩を押して行為を止めさせようとするも、結の細い腕ではがっちりとした男の体はピクリとも動かせそうにない。

小さな反抗に気付いた綾斗は、結の両手首を掴んでそのまま机に押し倒し覆い被さる。

これではますます逃げ場がなくされるがままだ。

上から見下ろしてくる先輩の顔には明らかな欲情の色があった。

「結、俺におっぱい吸われるの好き?」

綺麗な顔でなんて恥ずかしいことを言うのだこの男は?!

「わ、わかりませ……っ」

「ふぅん……でも感度はすごくいいみたいだし、じっくり開発すれば胸だけでイけるようになるかもね」

6. 初めてのイクって感覚(2022/02/15)

「いけ…る……?」

いけるって何だ、一体どこへ行くというのか。

「結、まだイったことないんだ?」

乳首を苛めるのに夢中になっていた先輩が、がばっと顔を上げてキラキラの笑顔を向けてくる。これを男の人に対して言うのは失礼なのかも知れないけれど、やっぱり可愛いと結は思った。

「じゃあ今日俺が結に初めてイクって感覚を教えてあげたいな」

優しく髪を撫でられながら、おでこ、頬、唇、と順にキスされていく。

なんだか子ども扱いされているような、それでいて大切に慈しまれているような、くすぐったい気分になって――

「……教えて、ください」

するりと零れた言葉に、はっと口元を押さえても、もう遅い。

「いいよ」

妖艶な笑みを浮かべた綾斗の逞しい腕がぐいっと結の太腿を掴んで開かせる。

「あっ……」

慌てて捲れ上がったスカートを押さえようとする結にはお構いなしに骨ばった手がつつーっと腿をなぞりもうひとつの下着へと指先を滑り込ませた。

そのままスルスルと下着を引き下ろされ、結の大事な場所を守っていたものはもはや片足に引っ掛かっているだけの布切れになってしまった。

「……」

じっと、見られている。

誰にも見せたことのない、自分でもじっくりと見たことなんてない秘されていた場所を。

ずっと大好きで憧れていた鷹辻先輩に見られている。

「やだぁっ……そんなとこ、見ないでくださぃ……せんぱいっ……」

懸命に足を閉じようと力を込めてみても、綾斗に太腿をがっちりと掴まれていて叶わない。

羞恥心で顔から火が出そうだ。

しばらく無駄な抵抗を続けていると、満足するまで見終えたのか綾斗がほぅと感嘆したような吐息を洩らし、

「すごく綺麗だ」

と端的な感想を述べた。

「そ、そんなわけ……ないっ……」

いや結とてその場所は丁寧に洗って清潔にしているつもりだ。けれど、かつてこっそり鏡で見たソコには唇めいた器官があり、奇妙なグロテスクさを感じたものだ。そんなものを……

「綺麗だよ、結」

泣きそうになっている結に綾斗は優しく笑ってもう一度繰り返した。

そして指先でそっとそこへと触れる。

「ひゃ……ぁっ……」

「濡れてるね」

くちゅ、と水音がしそれを呼び水に更に奥からとろりとしたものが溢れる感覚があった。

「やぁぁ……」

ぬるぬると粘液を纏った綾斗の長い指が割れ目を何度もなぞっていく。

「ヒクヒクしてて、可愛い」

指の動きが段々と激しくなりくちゅくちゅと恥ずかしい音が教室に響いてしまう。

そして綾斗の指先が上の方の一点を掠めた時。

「ひぁんっ……♡」

自分の口から出たとは思いたくないくらい甘ったるい声が漏れて身体が弓形にビクッと仰け反ってしまった。

「ふふっ……やっぱり最初はここでイクのがいいかな」

歌うように言って綾斗はその一点、ぷっくりと膨らんだ箇所をくりくりと優しく刺激していく。

「ひゃぅっ……んっ……んぅっ……そこっ…それだめぇっ♡せんぱぃっ……♡」

優しく触れられているのに強すぎる快感が襲ってきてわけが分からなくなってしまう。

「大丈夫、怖くないからね……そのまま身を任せて」

落ち着いた優しい声で言われても怖いものは怖い。初めての感覚がどんどん迫り上がってきて追い詰められて、自分が自分ではなくなってしまう。

「やぁぁっ……んん〜っ……せんぱ……ぁっ…ひぁぁっ……♡」

指先からの刺激に、チロチロと舌先での愛撫まで加えられ、ついに結の快感は頂点に達した。

目の前が真っ白になってチカチカと星が瞬き、身体中がビクッビクッと激しく痙攣する。

「ん、よしよし。上手にイけたね、結」

ぐったりと横たわりはぁはぁと必死で呼吸をする結を労うように撫でて、零れた涙をそっと拭っていく。

(今のが……イくってことなんだ……)

7. 中イキ指南(2022/02/16)

「次は中も試してみようか」

「な、か……?」

上手く頭が回らなくて、ぼんやりと綾斗を見ながら問いかけると綺麗な顔が迫ってきて優しいキスをくれた。

「んっ…んぅ……♡」

唇を吸われながら舌を絡められるのにもだいぶ慣れてきた。

鷹辻先輩とキスをするのが大好きだ、と結はぼうっと夢見心地で思っていた。

そこへ突然、足の間の割れ目に何かが侵入してくる感覚がある。

「んんっ……?!」

なんと、綾斗の長い指が濡れた襞を掻き分けずぷずぷと中へと入っていってしまっているのだ。

びっくりして反射的に身を引こうとする結の肩を綾斗は強い力でぐっと押し付け、にっこりと微笑みながら

「中もグチョグチョだね、結」

と、恥ずかしい報告をしてくる。

その上、くいくいと指を曲げて結の狭い隘路を好き勝手に探索し始めるものだからたまらない。

「ぁっ…やぁんっ……なか、で……ゆびっ……動かさないでくださっ……」

「ん?結のイイとこ探さないと。う~ん、この辺かな……」

ぐっとお腹側の肉を押されて、さっきイった時とはまた別の種類の快感が全身を包み込む。

「ひぅッ……♡」

短く鳴き、体を反らせた結を見て

「あぁ……見つけた。結はここがイイんだな」

綾斗は満足そうに言うと、その場所をぐいぐい押したりカリカリ引っ掻いたりと執拗に苛めはじめる。

「あっ……ぁ♡せんぱぃっ……そこ、ばっかりっ……ぐいぐいしちゃだめぇっ……♡」

「だめじゃない。結はここが気持ちいいんだから、弄ってもらったら『気持ちいい、もっとして』って言うんだよ」

断続的に快感を与えられながら諭すように言われて、結は駄々っ子のようにふるふると頭を振る。

「ゃだっ……だめなの……!お、おかしく……なっちゃうっ……!」

ぽろぽろと涙を零しながら、必死に訴えかける結を見つめて綾斗はふっと笑った。

許してもらえるのか、とほっとした瞬間――

「おかしくなっちゃおうね、結」

ちゅっちゅっと激しく口づけられながら、中の指の動きはますます激しくなり、おまけに親指で入り口の突起までコリコリと弄られてしまう。

「ここも一緒にしてあげるから、まずは中イキの感覚を掴もうか」

「あっ……♡ぁうっ……ひゃぅっ………♡ふぁ…んっ……♡」

先輩が何かを言っているが全く頭に入ってこない。理解できない。

与えられる快感の洪水に飲まれ、くねくねと身を捩らせながら結は喘いだ。

「ひぁ……ぁっ……だめぇ……せんぱっ…ぁっ……♡きちゃうっ……へんなの、きちゃうぅっ……♡」

「あぁぁぁっっ……♡」

一際高く鳴いて、結の身体は陸に打ち上げられた魚のようにビクビクと打ち震えた。

やがて、激しい息遣いが幾分落ち着き、焦点の定まらない目線がなんとか綾斗を捉えると――

「すごい、初めてで中イキも出来るなんて。結はいい子だね」

そう言いながら優しく頭を撫でてくれる。

「い……い子……?」

「うん、結はいい子だ。よしよし」

暖かく大きな手が心地良い。先輩に褒められるのは嬉しい。

うっとりと撫でられる感触を楽しんでいると、綾斗は照れくさそうな表情で

「結のイク姿が可愛すぎて、またおっきくなっちゃった」

と言いながら自分の股間のモノへと手を添える。

見れば、さきほど白いものを出してくったりとしていたはずの肉茎はまたもギンッと元気に上向いているではないか。

「あ、あの……それ……その……」

いたたまれなくてそのモノから視線を逸らす結。

「これ、結の中に挿れたい。」

「っ……?!?!」

直球で欲求を伝えられてしまい、結はパニックになる。

そういうことは、付き合ってる恋人同士がするものなのでは。いやそもそも寸前までしてたことだって、恋人同士だけに許される行為ではないのか。

先輩は一体なぜ自分にこんなえっちなことをして、更にその先まで求めてくるのか。

二回もイかされて、とろとろにされてしまった頭で懸命に考える。

そんな逡巡する結の顔色を伺うように見ていた綾斗が、

「だめ…かな……?俺、結のことが好きだから……我慢出来そうにない」

と、切なげな表情と掠れた声で伝えてきた時。

結の胸中は目の前の男を抱きしめたいくらいの愛しさでいっぱいになってしまった。

「だめ……じゃ、ないです……っ私も、先輩のことが、好き、だからっ……」

8. 先輩と初めての…♡(2022/02/16)

「嬉しい……本当に好きだよ、結」

ちゅぅっと口づけて、綾斗はこの上なく魅力的に微笑む。

「もっとほぐさないとね」

「ぇ……あっ……」

ぐちゅ、とまた割れ目に指を挿し込まれ、それが今度は二本、三本と増える。

今まで誰にも侵入を許したことのない結の蜜壺が、綾斗の節くれだった指々でぎちぎちと拡げられていく。

「ぁっ……ひぁんっ……♡」

「こんなに狭いとこに挿れたら、すごく気持ちいいだろうな……」

息を荒げ、頬を上気させて、ぎらぎらと劣情に光る瞳で結を見下ろしながら、綾斗は中の指をばらばらに動かす。

無垢な膣内がめちゃくちゃに撹拌され、ぐちゅぐちゅちゅぽちゅぽと淫靡な音が室内に響いた。

「あ……ぁっ……♡せんぱぃっ……♡」

挿入を許可してしまった以上、結は綾斗にしがみついてされるがままになるしかない。

優しく撫でたりキスしたりで宥められつつ、複数の長い指が出たり入ったりする妙な感覚に必死に耐える。

縦に横にと何度もぐちゃぐちゃにかき混ぜられて、結の膣からは透明な粘液が止めどなく溢れ出た。

内腿はもちろん、机までぐっちょりと濡れてしまっている。

「んんーっ……ひぅ……ひぁっ……♡」

「……そろそろ、いいかな」

やっと引き抜いてもらえたかと思えば、その指に纏わりついた愛液を無造作にぺろりと舐める綾斗を見て結は耳まで真っ赤になる。

「せんぱ……」

「結、挿れるね」

やや焦ったような声で、綾斗は己の肉茎に手を添え結の秘所へとあてがう。

「ぁっ……や……」

「力抜いて」

もう片方の手で割れ目を広げられながら、ぐぐっと熱く硬いものが挿入はいってくる。

指とは比べ物にならないほど圧倒的な質量で、結の肉壁がみちみちと押し広げられていった。

「ひぃぃっ……」

引き裂かれるような痛みを感じて結の身体が強張る。

「痛い?ごめんね」

綾斗は一度動きを止めて、心配そうに見つめながら優しく撫でてくれた。

「だ、大丈夫……ですっ……」

大好きな人を失望させたくなくて、思いっきり強がってみせる。

その人は泣き笑いのような表情になって

「結が大好きだから、俺を受け入れて欲しい」

と囁いて深く口づけてきた。

結は胸がきゅぅっと締め付けられるのを感じ

「あなたのすべてを受け入れます」

と答える代わりに彼の首に両の手を回し、深い口づけを返す。

身体中の緊張が解けたのを察したのか、綾斗がまた一段と腰を進めた。

もうこれ以上は絶対入らないと思うのに、更に奥へ進もうとしている。

「ァ……アゥッ……」

めりめりと、裂かれている。

男の硬い肉槍で、肉を体を裂かれてこのまま死んでしまうのではないかと結は思った。

「クッ……」

綾斗が低く唸って処女の最後の抵抗を一気に貫く。

「……っ……ぁ……はぁっ……」

じんじんとした痛みはあるものの、綾斗がじっと動かないでいてくれたのでそれも少しずつ収まってくる。

「大丈夫?結」

「は、は…ぃ……」

気遣ってくれることが、何より大好きな先輩と深く繋がりあえたことが嬉しくて、結はふわりと微笑んだ。

そんな結を綾斗は眩しいものでも見るかのように目を細めて見つめると

「結の中、気持ちいい」

そう告げて何度もキスの雨を降らせてくる。

9. 先輩と初めての…♡②(2022/02/17)

「俺のをぎゅうって抱きしめてくれてる。すごい気持ちよくて……嬉しい」

「んっ…んん♡」

色んな角度から顔中にキスされて、首筋や耳たぶをはむはむと食まれる。

片方の手はやわやわと胸を揉み、指先でツンツンと乳首を弄られた。

もう片方の手は結の手をぎゅっと握っている。

「ね……動いてみてもいい?」

「は、はいっ……」

結の返事を聞くと、綾斗はゆっくりと腰を引き始めた。

中のものがずずっと移動してそれにつられて肉襞が擦れ引きずられる。

「は……ぁっ……」

「ん……絡みついて……行かないでって言ってるみたい」

そして再び腰を進め、結の奥まで戻ってくる。

「ぁっ……♡」

綾斗の先端でちゅっと優しく奥を叩かれた瞬間、微かな快感を拾ってしまい結は短く甘く鳴いた。

続けて綾斗が引いたり挿れたりの動作を繰り返し、段々と動きが大きくなってくるにつれ結の中の快感も膨らみ確かなものになっていく。

「あっ…♡あっ…♡せんぱ、ぃっ……♡」

「結……かわいい♡」

ゆさゆさと揺さぶられながら至近距離で見つめられる。

互いに頬を染め瞳を潤ませながら深く口づけあい肌を密着させた。

じんとした痛みはまだあったものの、それ以上に気持ち良さが増しつつあった。

愛液はとろとろと分泌され続け、剛直の滑りをどんどん良くしていく。

綾斗が最奥に到達する度にちゅぷ、ぱちゅ、と淫らな水音が上がった。

「ひゃぁっ…♡ひゃんっ…♡あんっ……♡」

「はぁ……はぁ……んっ……」

ぐいと太腿を両脇に抱えられ、違う角度で綾斗が大胆に腰を打ち付けてくる。

されるがままにガクガクと揺すられ、お腹側にある弱点を突かれてしまった結は悲鳴を上げた。

「ひぁっ……あっ♡あっ♡せんぱっ……そこ、らめぇっ……♡」

また変になってしまうからやめてと目で訴えかけても、綾斗は腰の動きを止めてくれない。

「結の中の動き、すごい……♡俺の精液を搾り取ろうとしてる」

「そんなっ……こと……ふぁっ…♡」

そんなことしていない、と言いかけた声は綾斗の指が結合部の上にある突起を弄ったせいで言葉にならなかった。

クリクリと責められながら中のいい場所もズンズンと突かれ、唯は身体をガクガクさせながら嬌声を上げ続ける。

「ひぅっ♡ひゃぁんっ……♡あっ♡あっ♡あっ♡」

「これは…やばいな……くっ……もう、持っていかれそうだっ……」

ぱちゅぱちゅとリズミカルに腰を打ち付け続ける綾斗が眉根を寄せて低い音で呻く。

限界が近い。

「結…結っ……」

名前を呼ばれながらぐいっと身体を折り畳まれる。

膝が顔の横につきそうなほどひっくり返されたあられもない格好のまま激しい抽挿を繰り返されて。

結のぷりんとした桃尻に綾斗の腰骨がごつごつと当たり繋がり合った場所からはぢゅぷぢゅぷと濁点付きの水音が漏れる。

「アッ♡アッ♡アッ♡アッ♡……アァッ〜〜〜♡♡♡」

「ハッ……ハッ……ハッ……くぅっ……出るッ……♡」

二人の快感が頂点へと達する瞬間、綾斗がさっと腰を引き、自身を引き抜いた。

宣言通りにどぷどぷっと溢れる白濁液は、結のつるりとした白い腹にたっぷりと零される。

「ハァッ……♡ハァ……♡ハァ……♡」

「ハァ……ハー……ふぅ……♡」

互いに乱れあった息が少しずつ平常へと戻っていき――

「結、すごく良かったよ」

なでなでと優しく頭を撫でられ、これまたとびきり優しいキスを贈られる。

「んっ……は……♡わ、私もっ……気持ち、良かったです……」

顔も身体もピンク色に染めて恥じらいながらも唯は伝える。

「初めてであんなに感じられるってすごいよ」

「そう、なんですか……?」

「うん。結はエッチの才能あるのかも」

それって褒められているのだろうか。

淫らな女だと言われたようで若干ショックを受けながらも、先輩の表情や声音からは悪意は全く感じられない。

「それか、俺達の相性がすごくいいのかもね」

「……!」

それなら、すごく嬉しい。

思わず頬が緩んで、にへらっとだらしない顔になってしまった結を撫でながらしげしげと眺めていた綾斗は唐突に

「ね、結。俺の専用オナホにならない?」

キラキラの眩しい笑顔でとんでもない提案をしてきたのだった――

10. 先輩の専用オナホにされました(2022/02/17)

「お、おな、ほ……?」

「ん、オナホール。男が自慰オナニーする時に使う女性器を模した道具だよ。」

「は、はぁ……」

「まぁ俺は一回試したくらいであとは全然使ってないんだけど。生身の女の子の方がやっぱり気持ちいいし」

手慣れた様子で結の身体を清め服を着せて、自分の身支度もてきぱきと整えていく綾斗。

これだけかっこよくて素敵な人だ。モテて当たり前だし覚悟はしていた筈なのに、他の女性との肉体関係を示唆されて結はガツンと頭を殴られたような心地になった。

服装を整え終えた綾斗は呆然と机に座っている結の隣に座りぎゅっと肩を抱き寄せて言う。

「俺、結のことすごく気に入ったから。またエッチしよ?」

「そ、それって……」

「ん?」

「彼女にしてくれる……じゃ、ないんですか……?」

ありったけの勇気を振り絞って聞いてみるも、我ながら図々しい響きを感じてすぐに後悔が襲ってくる。

「え、違うけど。体の相性も良さそうだし、時間が合ったらお互いに性欲処理しあおうよって話」

ぎゅうっと抱き締めずっと髪を撫でてくれている手はこんなにも優しいのに。先輩の形のいい唇から紡がれる言葉はあまりにも残酷だ。

「なに、結は俺の彼女になりたいの」

「……なりたい、ですっ……」

また後悔すると分かっていても、その気持ちにだけは嘘はつけなかった。

「俺のこと独り占めしたいんだ?」

面白いものを見るような表情で、綾斗は質問を重ねる。

「……はいっ……先輩を独占、したいです……!」

ずいっと詰め寄って言ってしまってから先輩の綺麗な顔が近すぎることに気づいてぱっと赤くなった顔を背ける。

「……うーん、でもさ。

 俺、すごい性欲強いんだよね。」

「へ……」

「だからさ、セックスする相手を結だけにしろっていうなら、俺の性的欲求は結が一人で全部処理してくれないと。ってことになるんだけど」

「は、はぁ……」

滔々と説明する綾斗に間の抜けた相槌を返すしかない結。

「一日一回は絶対したいし。ってか、出来れば三回かな。」

「……」

「それを毎回結一人で対応出来る?俺を満足させられるのかな?」

そんなの分からない。分かるわけがない。つい数十分前まで処女だったのだ。

回数が多いのか少ないのか、対応とは、満足するとはどういう状態なのか、結の理解の範疇を超える。

それでも。

鷹辻綾斗が自分以外の女性とあの行為をするのは嫌だ、と思った。

「ま、満足させられるかは……わかりませんけどっ……!

 私に出来ることなら何でもします!したいです!」

強い感情に突き動かされるまま、結はまた前のめりになっていた。

虚を突かれたような表情でしばらく相手を見つめたあと、綾斗はふっと笑って

「ふふ、何でも……ねぇ」

そして少し考えるような素振りをみせ――

「いいよ、わかった。」

「えっ?」

前のめったまま引っ込みがつかず固まっていた結に、綾斗は極上の微笑みで答える。

「俺の彼女にしてあげる。」

「ほ、ほんとですかっ!?」

一拍遅れて内容を飲み込み、結は驚愕の表情を浮かべる。

憧れの先輩の彼女に、恋人同士になれる……!?

「うん。今日から結は俺の彼女兼、専用オナホね」

「ふぇ?え?」

「俺がヤりたくなったら結を呼ぶからすぐに来て相手をすること。」

「は、はい……」

「この体、他の男に使わせたりしたら即別れるから。」

綾斗の手がつつーっと腰を撫でて。

「あ、あと俺ゴムとか絶対つけないし。今日は仕方なく外に出したけど、次からは中出ししたいからさ」

「………」

「一緒に避妊薬もらいに行こうね♡」

ちゅっと唇にキスされながら、もしかして自分はものすごく間違った選択をしてしまったのではないか?とぼんやり思う結であった。

11. お口でご奉仕(2022/02/18)

朝、人気のない屋上への入り口前で――

「んっ……んう……ふむぅ……」

伊坂結は膝立ちで鷹辻綾斗の股間のものを咥えさせられていた。

「結、もっと舌使って。裏側をいやらしく舐めて」

なでなでと優しく結の頭を撫でながら、綾斗は指示をしていく。

「そう、いい感じ。ちゅうちゅう吸うのも忘れないで。歯は絶対に立てないように」

「んん……んふぅ……」

言われた通り懸命に奉仕する結を恍惚とした表情で見下ろしながら、綾斗はゆっくりと腰を動かす。

「はぁ……♡結は上の口もすごくいいね。その可愛いお口が俺のでいっぱいになってるの、興奮する」

両のこめかみに手を置かれて頭が動かないように固定される。

そのままゆったりと腰を振られて、喉奥に綾斗の先端が何度か当たり嘔吐きそうになってしまう。

「苦しい?もうちょっと我慢して、吸い付くのに集中してね。結が上手に俺を気持ちよく出来れば早く終われるから」

涙目になりながらこくこくと頷いて、ビキビキと血管の浮き出た肉棒に必死に吸い付く。

「ふふ、一生懸命吸い付いてくる結、かわいい♡」

ぐいっと顔を上向かせられピストンが激しくなる。

「んっ…んぐ!んんっ〜〜!んふぅっ」

「ハッ……ハァ……♡んん……結っ……喉奥に出すから全部飲み込んで」

びゅくっ!と喉に熱い飛沫がかかり、続いてどくどくと大量の粘液が放出されていった。

綾斗のものをしっかりと咥えさせられたまま吐き出すことも出来ず、結はその粘液を数回に分けてごくんごくんと嚥下した。

「ふぅ……♡ちゃんと全部ごっくん出来たね、えらいえらい」

ぬるり、と引き抜かれやっと解放された口で大きく息をする。

喉の辺りが絡まってイガイガする感じがして、何度も咳き込んだ。

「大丈夫?」

心配そうに見つめながら大きな手で背中を擦ってくれる綾斗――がこの状態の原因そのものなのだが。

「昨日の今日だからここは休ませてあげないとだし、これから生理の時とかはこうして上の口で処理してもらうんだけど……出来そう?」

下着越しに結の秘部に触れながらそう言って様子を伺うように確認してくる。

「ぁ…で、出来ます……!もっと練習、してっ……先輩を気持ちよく出来るよう頑張りますっ……!」

口元を抑え瞳を潤ませながら、必死で伝える。

「あははっ……結はほんといい子だなぁ♡」

綾斗は破顔してぎゅうっと抱き締めてくれた。

そしてちゅっとおでこにキスをして

「じっくり教えるから、頑張ろうね」

と煌めく笑顔で結をとろけさせるのだった。

***

その日は放課後にも呼び出され、会うなり近くのトイレに連れ込まれる。

狭い個室で上半身裸になること、胸で綾斗のものを挟みながらフェラチオすることを要求され、結は真っ赤になりながらも素直に従った。

「もっと強く挟んで。やらしく尖った乳首は自分で弄ってごらん」

「は、はい……んっ……んん♡」

むわっと湯気が立ちそうなほど熱い綾斗の屹立を両の胸でぎゅうっと圧迫する。胸の先に自分の指で触れると微かな快感に吐息が洩れた。

「すごいエッチな顔してるね…その顔のまま俺のを舐めて。目線は逸らしちゃダメだよ」

命令されるままに、綾斗を見上げて見つめながらチロチロと先端を舐めていく。

透明な先走りが溢れて来たので、ちゅうっと吸い取りそのまま窪みにも舌を這わせた。

「んっ……♡ハハ……ほんとエロくて可愛いな…結は♡」

頭を撫でられながら褒められて、嬉しくなってしまう。恥ずかしさと興奮で顔を赤らめウルウルとした瞳で犬のように次の指令を待つ。

「そのままぱくっと咥えて。おっぱいとお口で上下に動かしてみて」

「はい……っ」

むにゅむにゅと胸で陰茎を擦り上げながら、ぢゅうぢゅうと先端を吸い舌は窪みをツンツンチロチロと突付く。

「ハッ……ハァッ……ァ……♡」

色っぽい吐息を響かせる先輩の姿をよく見ようと顔を上げた瞬間――

びゅるるっと勢いよく発射された精液は口内には収まりきらず、結の顔や胸に容赦なくぶち撒けられた。

「…あーあ……ちゃんと全部ごっくん出来なかったね?」

「ご、ごめんなさいっ……」

くぃっと顎を持ち上げられて冷たく見下される。

先輩を失望させてしまったと怯える結に綾斗はにっこり微笑んで

「ん……でも俺の精液で可愛い顔をどろどろに汚されてる結もいいな♡」

「ぇ……」

「その顔で『精液ぶっかけて貰えて嬉しいです』って言ってみてよ」

「……せ、先輩の、せーえきっ……ぶっかけて貰えて…嬉しいっ……ですっ……♡」

「うん、いいね…♡」

要求された通りに恥ずかしい台詞を真っ赤になって言う結を満足そうにたっぷりと眺めたあと

「今度は全身にぶっかけてあげるからね、結♡」

べっとりとついた白濁を柔肉や先端に塗り込むように両胸を揉みしだきながら、綾斗はいたくご機嫌な様子で結を震撼させるようなことを言うのだった。

12. ガラス窓に押し付けられながら…(2022/02/21)

グラウンドで朝練に励む生徒の声が微かに聞こえる美術室で。

発情しきった雄と雌の荒い息が絡み合い、ぱちゅぱちゅぱんぱんと肉がぶつかる音が響いていた。

「結……♡締め付けすごいよ♡触れる前からここをとろとろにしていたし、俺のを挿れて欲しくて仕方なかったんだね♡」

「……ぁっ♡あっ…♡ひゃぅっ…♡んんっ……♡せんぱぃっ……♡」

机にうつ伏せにされ、指先で突起を弄られながら綾斗の熱い昂りを後ろからズンズンと突き挿れられている。

「もしかして、昨日もほんとは挿れて欲しかった?」

耳元で囁きながら、とっくに露わにされている二つの膨らみをむにむにと揉みしだいて。

期待で凝り固まる乳首をきゅっきゅっと擦っては引っ張り、綾斗は巧みに結の快感を引き出していく。

「~~~~っ!♡っひぁっ……♡」

「俺に大人の女にされたばっかりだっていうのに、エッチすぎる結には遠慮なんていらなかったかな♡挿れてもらえなかったのが寂しくて、家でオナニーしてたりして?」

「…ぅっ…ひぅっ……♡」

「あれ?図星?どうなの?結♡」

そんなの、恥ずかしすぎて答えられるわけがない……!

結は真っ赤になった顔を伏せ、腕の中に囲って隠した。

「俺の質問にはちゃんと答えないとダメだよ」

低いトーンで言ったかと思えば、太ももの裏側に手を置いてぐいっと持ち上げられ、綾斗に背中を預ける形で抱きかかえられてしまう。

繋がった部分に体重がかかり、一層深く男の剛直が突き刺さった。

「んんーっっ……♡っあ……♡ひぅっ……♡ひぎっ……♡せんぱっ……♡ぁっ…あるか、ないでっ……♡」

何を思ったかそのままスタスタと窓際へと歩いていく綾斗。

歩を進めるたびにゆさゆさと体が揺すられ、性器同士がぢゅぽぢゅぽと擦れ合う。

ぶちゅ、ぶちゅ、と恥ずかしい音をさせながら愛液が飛び散っていった。

「言うことを聞かないと、お仕置きをされるってちゃんと教えておかないとね♡」

何やら楽しそうな声色でそう言うと、綾斗は繋がりあったままの結をガラス窓に押しつけた。

白く柔らかな胸が冷たく硬いガラスで潰されて形を変える。

窓の向こう側からは、可愛らしいピンク色の乳首を埋め込んだ煎餅のように結の乳が見えてしまうことだろう。

「ここは三階とはいえ……こんなとこでこんなことしてたら朝練してる奴らに見られちゃうかもねぇ♡実際に、俺は結のことバッチリ見えてたわけだし♡」

耳に口づけて吐息と共に恐ろしい言葉を吹き込みながら、腰を振って結の最奥を再び突き始める。

「ひぃっ……♡らめっ…♡らめぇっ♡見られちゃうっ…♡ここでっ…♡おくずんずんしちゃらめぇっ……!♡」

「結がちゃんと答えないからいけないんだよ?俺のこと想いながらオナニーした?教えて。」

「しまっ……しましたっ♡先輩にされたこと思い出しながらっ…♡指でくちゅくちゅしましたぁっ……♡」

「ふふ…そうなんだ♡おっぱいも弄った?」

「はいぃっ……♡おっぱいの先っぽもクリクリしましたぁっ……♡」

「そっかー♡結ってほんとエッチで可愛い♡」

嬉しそうに言ってぎゅううっと強く抱きしめたかと思うと、なんと更に激しく腰を打ち付け始めるではないか。

「ひぁっ…♡ひぅっ…うぅっ…♡せんぱっ…?やめっ…♡こたえた、のにぃっ…♡」

「はぁっ…♡はぁっ…♡可愛すぎて……♡我慢できないっ♡このまま中に出すね♡結♡」

「?!?!……ひぃっ…♡ひんっ…♡ひぐっ……♡やぁぁっ…♡イっちゃう♡イっちゃうぅぅっ……!♡」

「んっ…!くぅっ……♡結♡一緒にイこうっ…♡」

ばちゅばちゅばちゅっ!と強く突き貫かれて。

大好きな先輩の熱い欲望がびゅくびゅくと胎内に射ち放たれるのを快楽で麻痺した脳内で感じた。

焦点の合わない目とだらしなく開いた口から唾液を零した蕩けきった表情を、透き通ったガラス窓にくっつけながら、膣内に綾斗の精液をドクドクと注がれ続ける。

「はーっ…♡はーっ…♡すっごい……いっぱい出た♡」

しばらくして――ようやく全て出し切ったのか、肉茎をちゅぽんと引き抜きながら綾斗は満足そうに言った。

「はぁ……♡はぁ……♡せんぱい……♡」

「おっと……」

ふらりとよろめく結をがっちりと受け止め、そっとブランケットを敷いた机に横たわらせてくれる。

そして優しく髪を撫でながら愛おしそうに結を見つめ、睦言を呟く。

「俺の愛を中で受け止めてくれて嬉しいよ…♡」

ちゅ♡ちゅっ♡と顔中にキスをしながら本当に心底嬉しそうに、にっこりと微笑む綾斗。

そんな顔をされたら、こちらまで嬉しくなってしまう。

つられてふにゃっと微笑む結を綾斗はぎゅううーっと抱きしめ、

「これからもたくさん中出しさせてね♡」

「はい……♡」

朝っぱらからなんとも淫らな約束を交わす二人であった。

***

「中に出したものを零したら、またお仕置きだよ」

――と、その人は言った。

「俺のせいえきでお腹をいっぱいにしたまま、授業頑張ろうね♡」

眩しすぎる極上の笑顔で先輩になんかすごいことを言われたような。

イかされた後のくらくらの頭で思わず頷いてしまったことを、授業中のいま結は猛烈に後悔していた。

(零すなって言われても…どうすればいいの~~~~~??!?!?)

意識してなかをきゅうっと締めてみても、普通に座っているだけで情事の痕はとろとろと下着に零れてきてしまう。

重力があるのだ、結にはどうしようもない。

仕方がないので休憩時間のたびにトイレへ行き、下着に零れたものを指で中へ戻すという淫らで恥ずかしい行為を繰り返していた。

常に先輩と先輩が胎内に残していった体液のことを考えさせられ……授業に集中なんて、出来るわけがないっ!

もじもじそわそわとしながら顔を真っ赤にして、またトイレへ立とうとしたその時。

「おまえ、大丈夫か?」

同じクラスの上田郁巳うえだいくみに声を掛けられてしまった……!

「……えっ?な、なにがっ…?だだだ、大丈夫、だよっ!!」

「……?ほんとか?なんか具合悪そうだけど……」

涼し気な切れ長の目に訝しげに見つめられている。

まさかバレてないよね……?

内心ビクビクしながらさっと席を立つ。

「ほんと!平気だからっ……!あっ私!トイレ!行ってくるねっ……!」

「おぉ……」

だーっと走って女子トイレの個室に入りほっと一息をつく。

(はぁ、びっくりした……郁巳くんってなんか妙に鋭いとこあるからなぁ……)

(というか、久しぶりに話しかけられたような……)

家が近く、幼い頃から一緒にいた郁巳とはずっと仲が良かった。

年頃になり、郁巳から告白される形で付き合い始めたが結にはまだ”恋愛としての好き”がわからないままだった。

鷹辻先輩との出会いで初めて恋心を自覚し、郁巳に謝って別れてもらってからはずっと避けられていたように思っていたのだが――

(それだけ挙動不審だったってことかぁ……気をつけなくちゃ)

午後の授業が終わるまであと少し。

放課後はまた先輩と会う約束がある。

(どうかお仕置きされませんように……)

祈りながらそのための”処理”を済ませ、結は教室へと戻っていった。

13. お仕置き(2022/02/25)

「どうしてこんなに零しちゃったの?言いつけを守れないなんて結はいけない子だね?」

「ん…♡ふぁ…♡ご、ごめんなさいっ…」

いつもの美術室の机に下着を脱いで大股開きで座らされ、大事な場所をくちゅくちゅと調べられている。

「せっかく注いであげたのに…俺の愛は要らないってことかな…悲しいなぁ」

長い睫毛を伏せて悲しそうに言う綾斗を見て、結は恥ずかしさを一瞬忘れて慌てた。

「違います…!要りますっ!

あの…零さないよう頑張ったんですけど…上手く出来なくて…本当にごめんなさい…」

「うーん、やっぱり栓が必要かな」

「せ、せん…?」

「それはまぁ追々用意するとして」

「さっそくお仕置きを始めようか♡」

「う…うぅ…」

打って変わって楽しそうなキラキラの笑顔で結の服をあっという間に脱がしていく綾斗。

自分は下半分だけ寛げて既に勃ち上がっている屹立を露出する。

「俺の精液を注いでほしい結の気持ちを行動で示してみて♡」

そう言って机に寝そべってみせた。

「あの、その……」

「どうしたの?結、ほら上に乗って。自分でこれを挿れてごらん♡」

自分のものに手を添えて妖艶に誘う男に、熱に浮かされたようにふらふらとしながら結は跨った。

綾斗はニコニコの笑顔でしっとりと濡れた割れ目に自身の切っ先をぴたりと押し付ける。

「ふふ、挿れてもらえるの期待してヒクヒクしてるね…可愛いな…♡」

「ぁっ……うぅ……♡」

「でもだーめ♡今日は結が自分で咥え込むんだよ♡さぁ…そのまま腰を降ろして?」

「は、はい……♡」

言われるがままにぐぐっと腰を下へ動かす。

ちゅぷん♡と水音がして綾斗の先端が飲み込まれた。

「ふぁ…♡んっ……♡」

「そうそう、その調子♡根元まで全部飲み込んで♡」

ちゅっちゅっとキスをしながら綾斗の手が結の腰やお尻を撫で回す。

自らの動きで男性の硬いものを挿入していくことにも、大きな手が肌を這い回る感触にも、ひどく興奮してしまう。

「はぁっ…♡んっ…♡ん♡」

「すごくエッチな顔してる…♡そんなに俺のちんぽ美味しい?結♡」

すりすりと頬を撫で耳元で卑猥な台詞を囁かれる。

それにも感じてしまって結の膣内がきゅうっと締まった。

「ははっ……ナカで答えてくれたね♡ほんと結はどこもかしこも可愛い♡」

キスが首筋から胸や胸の先にも移っていき、結の官能をどんどん高めていく。

「んんっ…♡ひゃぅぅ…♡」

「あと少しだよ…♡…でも、焦らされて辛いから少し手伝おうか……なっと♡」

突然太腿を掴んで持ち上げられ、支えを失った結の尻はがくんっと綾斗の上に落ちた。

自身の重みで熱い肉杭がじゅぷぅっっと突き刺さる。

「ひぃんっ!♡」

「んっ…♡ずっぽり収まったね…♡結のおまんこが嬉しそうにちんぽにちゅうちゅう吸い付いてくるよ…♡」

「ひぅ…♡ひぁん…♡」

「えっちに腰を振る練習もしてみよっか♡ね♡」

ぐいっと両手で細腰を掴まれ、結の愛液でぬらぬらと光る雄茎が抜けないギリギリまで持ち上げられる。

そこでぱっと手を離されるものだから、また勢いよく綾斗の槍先が結の一番奥へどちゅっ♡とキスすることになった。

「ひんっ…♡あっ…♡あぁ…♡」

「ほら、こんな感じで♡結も動いてみて?♡俺の名前呼びながら可愛く腰を振ってね♡」

「ん…♡は、はぃ…♡あやと…せんぱい…♡」

欲を孕んだ目に見守られながら、ゆっくりと腰を浮かせてはまた沈める。

綾斗にされる時ほど衝撃的ではないものの、腰を動かす度にどんどん快感が増していく。

「あっ♡あっ♡あぁっ…♡んんっ…♡あやと♡せんぱいっ…♡」

「あぁ…結…♡自分からそんなに腰を振って♡ちょっと前まで何も知らない処女だったのに…♡もうすっかり俺専用の淫乱生オナホだね…♡」

恍惚とした表情で恥ずかしいことを言われてしまい顔を真っ赤にした結が首に手を回してぎゅうっとしがみつくと、ふっと笑ったような気配がして逞しい腕が抱き締め返してくる。

「ずっと俺が大切に…愛用してあげるからね♡」

結局、結の拙い動きでは満足出来なかったのか、また腰を掴まれてドチュドチュと最奥を突き上げられまくり――

結は綾斗にしがみつきながら何度も何度もイかされてしまった。

「あぅぅ…♡はぅ……♡」

「は〜♡気持ちよかった…♡どうやら結は俺にお仕置きされるのも大好きみたいだね?」

欲望を注がれ尽くし、ぐったりと持たれかかる結の髪を優しく撫でながらスッキリとした表情で綾斗は微笑む。

と、ふと何かに気付いたように振り返って――美術室の入り口の辺りをじっと見つめた。

「ん……せん…ぱい……?」

とろんとした瞳でどうしたのか、と問う結にまたにっこりと微笑みかけて

「何でもないよ……そうだ、シャワー浴びに行こうか」

「ふぇ?」

「この時間ならもう部活終わりの連中も使い終わってる頃だから」

手早く結の体を拭き服装を整えると、

「おいで」

と言って手を繋いでくれる。

シャワー室は無人だとしても行くまでに誰かしらにはすれ違うだろうに、手を繋いでいるところを見られてしまってもいいのだろうか。

おずおずとそう問いかけると

「ん?いいに決まってるでしょ。結は俺の彼女なんだから」

不思議そうにそう答えてくれたことが嬉しくて頬が緩み、ふひっと変な声が洩れそうになったのを隠そうと百面相しながら結は綾斗に手を引かれていった。